美容整形でたるみを解消する技術1

美容整形でたるみをとる最も初歩的な技術としては、いくつかのプチ整形のアプローチが存在します。ところでたるみといっても、お肌の様々な部分にいろいろの状態で現れますよね。一番「年齢を感じさせる」たるみといえば、やはり目元・口元ではないでしょうか。これらにさらに、おでこや顎、首筋、頬などがたるんできます。二の腕やバスト、ヒップなどもたるみ、というか崩落してしまいますね。こうしたことを美容外科では解消していくわけですが、とりあえずここではフェイシャルのたるみを中心に話を進めていきます。

で、お顔の肌のたるみのほとんどは、皮膚そのものが弛緩して、つまりハリをなくして垂れ下がってきている状態から、シワなども生じてしまうわけですね。プチ整形で初歩的なたるみ解消を行う場合、こうした症状をとりあえず皮膚科的アプローチによって若返らせていくわけです。と言うと、なんだか単純で安っぽい治療になるのではないかと思われるかもしれませんが、名前こそ「プチ」整形ですが美容整形でたるみを治すプチ整形というのは実にレベルが高いのですよ。

ここで紹介するのはプチ整形の中でもポピュラーな光線治療、レーザー照射や超音波治療など、電気的・機械的刺激による皮膚活性を目的とした治療です。これまでの代表的なタイプとしてはレーザー照射による代謝促進・細胞活性で皮膚の再生を行うというものが主流でした。この分野でも実は技術の進化が急速に起こっていて、最近では皮膚表面にまったくダメージを与えずに、直接真皮層にはたらきかけて肌を再生させる技術も生まれています。美容整形でたるみを取る際に大活躍しています。

ラジオ波(RFといいます)を極細の針に乗せて真皮層に届けるという技術がそれで、複数回レーザーを当てる方法に比べて表皮への負担が無い分、より安全に、高い効果が得られる方法として、美容整形でたるみを治療する際に利用するクリニックが増えています。イントラセルという機械を用います。従来のレーザーなどを利用する治療法においても、冷却と同時に照射を行う技術がすでに開発されていて、皮膚表面の負担はどんどん軽くなっています。

美容整形でたるみやしみなどの老化現象を治療する場合、このように照射系あるいは機械系の技術は一方の代表と言えるでしょう。その原理は細胞と神経に刺激を与え、自己再生能力を喚起することで肌の自然な若返りを実現しようというものになると思います。一般に皮膚表面の老化による症状である、くすみ・シミ・乾燥などに対しては、こうした照射系の治療がこれまでにも多くの成果を上げてきました。たるみについても、軽度のうちはこうした治療で充分回復する場合も多いのですが、かなり症状が進んでしまった場合はさらに踏み込んだ治療が必要となります。そしてそこにこそ、美容外科のより深い知識と高度な技術が生きてくるのです。